復縁　この様にしてあなたは変わる

「復縁するために、自分の良くない部分を直したい」

別れに至った背景を自分なりに反省して元カレ（元カノ）とよりを戻したいと考える人から、時々この様な相談を頂くことがあります。
しかし、その道のりは険しいものでなかなか思う様に復縁につながらないケースもあります。
一体どうすれば自分自身を変えることができるのか？

そんなあなたのお悩みに答えます。
まずはこの記事の結論4つから。

「直す」とは、我慢することではない。
直したいと思う行動の根底には、どの様な気持ちがあるかを考える。
直すことよりも、まずは知ることが重要。
新しい習慣、新しい行動を積み重ねる。

「直す」とは、我慢することではない
直したいと思う行動の根底には、どの様な気持ちがあるかを考える
直すことよりも、まずは知ることが重要
新しい習慣、新しい行動を積み重ねる

「直す」とは、我慢することではない

彼（彼女）のスマホを見ない。
彼（彼女）の時間を束縛しない。
彼（彼女）の交友関係を知って嫉妬しない。

この様に、過去の自分の行動を省みて何か決意を新たにすること自体は決して悪い事ではないのですが、この決意があなたの「我慢」によって成り立っているならば、それは要注意です。

ダイエットでも何でもそうですが、人間は長期間に渡って何かを我慢し続けることなどできません。
あなたの考え方や行動を直すというのは、あなたが何かを我慢をすることでその様に考えたり行動したりしなくなることではなく、我慢などせずとも自然とそうしなくなる状態のことを指します。

直したいと思う行動の根底には、どの様な気持ちがあるかを考える

上に挙げた例の1つに、「彼（彼女）のスマホを見ない」とあります。
この行動を直したいと考えた時、「スマホを見たくなっても我慢する」では行動を直したとは言いません。
先にも申し上げた通り、我慢などせずとも自然とそうしなくなる状態へと繋げなければ、本質的に行動を直したことにはならないのです。

あなたはなぜ、彼（彼女）のスマホを見たいと思ったのでしょうか？
その背景を深く掘り下げて考える必要があります。
これを「彼（彼女）のことが好きだから」で終わらせてしまっては、考えは相当浅いです。

彼（彼女）のスマホを見ることで、何を知りたいのでしょうか？
どうしてもそれを見たくなる時とは、どんな時で、どの様な気持ちでしたか？
あなたが生まれてから現在までの間に、そうしたくなる・そう考える様なきっかけになる出来事はありませんでしたか？
例えば、あなたは両親や兄弟から常に監視され続けて育っていて、自分がそれをされてきたから人にしたくなる、ということはありませんか？

あなたの人生・生い立ちを振り返る様に、その思考や行動の根底にあるきっかけを探っていきましょう。

直すことよりも、まずは知ることが重要

1日も早く、生まれ変わった自分を彼（彼女）に見て欲しい、そうすればきっとわかってもらえる、そして復縁できるはず。
その気持ちは痛い程に良くわかりますが、あなたがその様に考えている内は、復縁は難しいと思った方が良いでしょう。
この様な心理状態で主観的に言う「変わった」とは、多くの場合において過大評価・自信過剰です。
他人から客観的に見れば、残念ながらそれは取るに足らない程に小さなもので「変わった」とは思ってもらえないでしょう。

これを例えるなら、目の下のクマがあって肌荒れしている状態でメイクをして「よし、変わった」と言っている様なもので、本質的には何も変わっていません。
むしろ、今後更に良くないことになる可能性を孕んでいます。

「自分が変わらなければならない」と考え、考えや行動を直そうと取り組むことは、とても素敵な事です。
しかし、気持ちが焦るあまり短期的にその成果を求めていては、その変化というものはどうしても表面的で薄っぺらいものになります。
そのため、あなたは行動を直すことよりも、なぜ自分がそうしてきたのか、そうしたいと思っていたのかに意識を向け、それを深く知る為に考察することが必要です。

この思考の繰り返しにより、その行動を取っていたきっかけ・原因を知ることこそが重要なのです。
頭の中だけで考えがまとまらない場合は、思いついたことをノートに書き出して整理してみるのも良いかもしれません。